趣味でステッカーを貼る人はかなり高い割合で、貼り替えて新しいのを貼るそうですがご存知でしたか?
お車に貼った切り文字をさらに別のデザインにして着せ替えのように楽しみたいとか、今度は違う色で作ろうかなとか・・・。
でもそこで一番苦労するのが、「古いステッカーを剥がす」あの作業。多くの方からステッカーのプロのような、はがし方のコツを知りたい!というリクエストをいただきますので、お応えしてお教えしちゃいます。
ここではステッカーはがし材などというようなものは使用しません。あれはボディーを傷めてしまう可能性がありますから。
まず、ぜひ用意しておきたいのは「プレソルベント液」。
多目的☆塗装スプレー!!ロックペイント プレソルベント スプレー シリコンオフ 062-0030
これは一体何かといいますと、シンナーのように強くなく、脱脂液であり、ノリを溶かす液であり、汚れを落とす液であり・・・やる気を落とす(いえ、これは違う)・・・と、とにかく万能なんです。私たちのような業者は4リットル缶に入った液体を買っていますが、なかなか使い切らないくらい入っていますから、一般の方にはスプレータイプをお勧めします。
それからウエスを用意しますが、サラシとタオルがあれば作業性がいいかなと思います。
● さて、今回実験台に使うのは、わが日本海ファクトリーの営業車、プロボックスの切り文字ステッカー。これまで山口県ではJ-TRIM山口という社名のみで仕事をしていましたが、現在はJ-TRIMの仕事と、通販の仕事をまとめて日本海ファクトリーという社名で行なっているので、そろそろ貼り換え時じゃないかということで実験台にします。
最初にすることは「汚れをふき取ること」。どうでもいいことのように思えるかも知れないけど、これをしないと気付かない汚れがシミになったりすることがあります。なぜならこの後熱をかける工程があるからです。汚れが熱を浴びて変質すると大変です。
というわけで、最初に用意したプレソルベント液とウエスを使って、汚れを(特に油汚れを)しっかりとふき取ります。

こうしてある程度きれいになると、今度はステッカーをはがしやすくすることに取り掛かります。
問題になるのはステッカーそのものがぼろぼろ・ぷつぷつとちぎれたりごみのように細かくなったりするパターン、あるいはステッカーはピロピロ〜と簡単に取れたと思ったのに、ノリがべったりボディーに残るパターン。
そこで、それらの問題を極力なくす秘訣ですが、「ヒートガンで温める」んです。
「その、ヒートガンってなんじゃ?」と言われそうですね。これは言ってみれば強力な強力なドライヤー。「かんたんにアフロができる!」という使い方はしちゃいけませんが、まぁそういう道具です。
ステッカーの剥離や加熱加工、焼付塗装などにホットガン ヒートガン 1800W アタッチメント付 熱処理作業に @ヒートガン

日本海ファクトリーではもちろん業務用のヒートガンを使用していますので使い方や温め時間など、一般用とは違いがあると思いますので、ご使用のものの説明書に従ってください。
ステッカーの耐用年数や使用期間によっても左右されますが、通常は温めながらどれくらいはがれやすくなったかをプラスチックヘラや爪などで試してみます。
古くなったステッカーなどでは端からめくれ上がるようにはがれてくるものもありますが、それにノリがくっついてくるか、ボディー側に残りやすいかを確認しながら、温める時間の長さを調整します。

ステッカーのはがし方のコツは一筆書きのイメージで、つながるようにはがすことでしょうかね。どこからはがすか考えて作業を始めましょう。

よく、パテや接着剤などに付属で入っているようなかんたんなプラスチックパテで十分です。
そして、めくれて来たら指先の力を加減しながらゆっくりと手前に引っ張りながらはがします。

写真では親指と人差し指でステッカーを引き、中指以下3本の指でボディーを押し付けています。この微妙な力加減がコツです。ちぎれないように頑張りましょう。
ちなみに、ヒートガンであまり温めすぎると、ステッカーが柔らかくふにゃふにゃになって伸びやすくなります。作業するには適度な硬さも保っていた方がいいと思います。

だいぶ進んできました。ここまでちぎれないでいい感じのはがし方ができています。あと2文字半!

さて、いかがでしょうか。ステッカーがはがれましたし、ノリもほどんど残りませんでした。それでも、3年使用したので跡は残っていますね。
この処理については次回書きますね。
今回のポイントはプレソルベントとヒートガンの使い方、そして指先ですね。
2011-09-05 22:48